【一度は読みたい小説】 『旅のラゴス』 筒井康隆 著

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こんにちは。りっくんです!

 

筒井康隆の『旅のラゴス

一度は耳にしたことがある人が多いのではないでしょうか。

 

とても不思議な世界観にあっという間に引き込まれます。

読んだ後は、とにかく旅に出たいという気持ちになります。

 

今回はそんな『旅のラゴス』について紹介したいと思います!

 

 

 

 

 

 

 

1.あらすじ

 

 

旅をすることがおれの人生にあたえられた役目なんだ。

集団転移、壁抜けなど不思議な体験を繰り返し、二度も奴隷の身に落とされながら、生涯をかけて旅を続ける男・ラゴスの目的は何か?

北から南へ、そして南から北へ。突然高度な文明を失った代償として、人びとが超能力を獲得しだした「この世界」で、ひたすら旅を続ける男ラゴス。集団転移、壁抜けなどの体験を繰り返し、二度も奴隷の身に落とされながら、生涯をかけて旅をするラゴスの目的は何か?

異空間と異時間がクロスする不思議な物語世界に人間の一生と文明の消長をかっちりと構築した爽快な連作長編。 (Amazonより)

 

 

2.『旅のラゴス』の感想

 

 主人公・ラゴスの旅する世界では、人々は高度な文明を失った代償として”超能力”を手に入れました。そのため、ラゴスは、さまざまな超能力を持った人々に出会います。

 

集団転移(一瞬のうちに別の場所へ移動)、壁抜け(壁を抜ける)、飛行(空を飛ぶ)などなど。

 

ラゴスの旅は、奴隷になったり、王様になったりと波乱万丈です。

 

たくさんの人と出会い、さまざまな知識を吸収することでラゴスは精神力が鍛えられていきます。

 

そして、旅の目的を果たし、故郷に30年ぶりに帰ります。

 

しかし、旅の中で出会って以来ずっと想い続けてきた子を忘れることができず、年老いたラゴスは再び旅に出ます。

 

「旅の目的はなんであってもよかったのかもしれない。たとえ死であってもだ。人生と同じようにね」

と、ラゴスは発言しています。

 

ラゴスにとっての旅は、人生そのものだったということです。

 

旅に始まり旅で終わるラゴス

 

旅に生きたラゴスの物語は最高に面白いです。

 

 

3.さいごに

 

SF小説を読んだことがない人でも楽しめる作品です。

 

私はこれを読んで、何度も読み返したいと思える作品になりました。

 

興味のある方は、ぜひ読んでみてください。

 

お読みいただきありがとうございました。