[大学生におすすめの小説!】『夜は短し歩けよ乙女』森見登美彦 著

 

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 こんにちは。りっくんです!

今回は大学生におすすめの小説『夜は短し歩けよ乙女』について紹介したいと思います!

 

 

 

 

 

 

1.どんな作品?

この作品は、森見登美彦による長編小説です。

第20回山本周五郎賞を受賞、2007年本屋大賞第2位に選ばれた作品です。

また、2017年にアニメーション映画化もされました。

京都大学と思われる大学や周辺地域を舞台にして、さえない男子学生と無邪気な後輩女性の恋物語を2人の視点から交互に描いています。

恋愛ファンタジーの大傑作です!

 

2.主な登場人物

黒髪の乙女

天然キャラの女子大生。好奇心旺盛でマイペース。「先輩」の想いには気づかず、待ち伏せはすべて奇遇だと思い込んでいる。

 

先輩(私)

偏屈で妄想癖のある大学生。クラブの後輩「黒髪の乙女」に想いを寄せるが、思考ばかりが先走りがちで行動がともわない。

 

羽貫さん

大酒飲みの美女。酔っぱらうと人の顔を舐める。職業は歯科衛生士。

 

樋口さん

「天狗」を自称する正体不明の若い男。いつも浴衣を着ている。地に足のつかない想像をすると宙に浮かぶことが出来る。

 

3.あらすじ

「黒髪の乙女」にひそかに想いを寄せる「先輩」は、夜の先斗町に、下鴨神社の古本市に、大学の学園祭に、彼女の姿を追い求めた。けれど先輩の想いに気づかない彼女は、頻発する“偶然の出逢い”にも「奇遇ですねえ!」と言うばかり。そんな2人を待ち受けるのは、個性溢れる曲者たちと珍事件の数々だった。(Amazonより)

 

 4.『夜は短し歩けよ乙女』の見どころと魅力(ネタバレあり)

私は森見登美彦さんの作品は初めてでしたが、独特な世界観とレトロな雰囲気を醸し出す文体にハマってしまいました。

京都の大学を舞台に、くせの強いキャラクターがたくさんでてきて、2人は数々の珍事件に巻き込まれていきます。

深夜の先斗町を飲み歩き、古本市で絵本「ラ・タ・タ・タム」を探し出し、学園祭では劇「偏屈王」の主役を演じる。

とても不思議な世界観ですが、とにかく面白いです。

詭弁論部、三階建電車、ジュンパイロ、韋駄天コタツ、ごはん原理主義者、偽電気ブラン、酒と泪と男と男、なむなむ

「恥を知れ!そしてしかるのち死ね!」

「ひとりある身はなんとせう!」

「人事を尽くして、天命をまて」

言葉選びが最高すぎます。

森見ワールドにハマること間違いなしです!

 

5.さいごに

この作品は文体が美しく、不思議な世界観を体験できます。

 

古典的な言い回しは個人的にすごくハマりました。

 

森見さんの他の作品も読んでみたいと思います。

 

興味のある方は、ぜひ読んでみてください!